世間様は大型連休中でしょうが

わたしにはなんも関係ない連休前の普通の休日。



今日の相棒はモンキー125の茜ちゃん





さぁ、ツーリングだ~!と

行きたいところだけどその前に行きつけのショップへ行くよ。





パーツの取り付けなんだけど

まずはBefore ↓




交換するのはチェーン





ちょっと前に調整したばかりなのに

もうダルダルに伸びてます。



しかもすこしだけメンテをサボっただけで

赤い錆が・・・(汗)



と言うことで定番のRKのゴールドチェーンに交換した

After ↓




もちろんすぐに大きく伸びたりしない

シールチェーンに交換です。





最初から装着されてるノンシールチェーンは安価なのは良いのだけど

耐久性が悪すぎて一回のツーリングで

いっぱい距離を乗るわたしのスタイルには

やっぱりシールチェーンが適してる気がします。

(装着チェーン:GP420MRU)


それとチェーンを交換してもらってる間

店内を見てるとこんなの発見!




G’craftのシフトガイド





通称「ガッチリくん」と呼ばれてるパーツで

シフトのアームの変わりに装着すると

遊びが無くベアリング内臓なのでシフトフィールが

格段に良くなるというパーツでございます。





グロム用の在庫でしたが

共通部品なのでそのままポン付け完了。


ほぼ見えない地味なパーツですが

「カチカチ」と小気味よくギアが入るようになるよ。


ただ値段が0,9万円ほどするので対価を考えると

ウ~ンって感じだけどこれから長く乗ると思うと装着してても

損はないかも。




って事でカチカチと気持ちのいいタッチを楽しみながら

ツーリングだよ~!





桜もすっかり散ってしまった4月の後半戦。





市内をトコトコとのんびり走るツーリングに

お出かけしました。





峠を越えて南区の桜橋のこいのぼり。





杖立温泉のこいのぼりを見た後だと

ショボイけど数年前より数も増えてる気がします。





遠くへ行かずとも初夏の

風物詩が見れてるって良いよね。





紫川の川面にうつるこいのぼりを見ながら

チビッ子バイクならではの細い道を選んで先へ。





観光地ではないけど

道すがらに満開の芝桜があちらこちらにあって

季節を感じれます。





ソメイヨシノは終わったけど

見上げるとボタン桜は満開だ。





綺麗な花を見つけつつわき見を楽しみながら

さらに川沿いを走ります。





その後ゴチャゴチャした街中を抜けて

恒見からカニ・カキロードへ





フェリーに乗らないのにこの道を

通るってほぼ無いな。





そんなめったにバイクで行かない路地に

こんな神社がありました。





たまたまインナーを脱ぐため停まったのだけど

水天宮って書いてます。





名前に「水」が入ってるので

河童がいたりしてな(笑)


マイナーな神社なので

本殿はいたって普通。



境内の端っこにトイレもあったので

借りて出て見ると・・・



か、カッパおった~~~!





河童だよね。





説明版を読むとこの近くの壇ノ浦の源平合戦で

敗れた武者は平家蟹になり女官は河童になったと伝えれていて

このカッパさんは平家の海御前様のようだ。





たまたまインナーを脱ぐのに脇道に入っただけで

河童に出会えるとはカッパに呼ばれたか?





でもここの河童の歴史はすこし悲しいね。





しっかりカッパの魂に手を合わせて先へ





特に遠くへいくあてもないので

部埼灯台の方へ行ってみます。





灯台には何度も行ってるので

登りませんが久し振りに来てみるとこんな風になってました。





めっちゃ開けてる。


新しい階段のところは灯台が作られた時と同じ

明治の石垣などが残ってのだけどこれは残念は姿になったものだ。



まぁ、現役灯台なので

保守管理優先なのでしょうがないかな。



灯台には上がらず灯台ができるまで

海難事故を無くすため昼夜火を焚き続けた僧清虚像。




今日も航行する船と

ハヤブサにビビりながら大群を作って渡る

ヒヨドリを見送っております。





市内ですが海が見える場所ってやっぱりいいな~。



望遠レンズを持って来てないけど

頭の上ではヒヨドリの大群がハヤブサを警戒するため

いったり来たりしながら群れが大きくなるタイミングを待っていますが

おかげで茜ちゃんに3つもウンコが落ちとった~!





のんびりと沖を行きかう船を見たら

関門橋方面へ行ってみます。



普段通らない旧道を走ってると

公園の中にこんな物を発見。




田野浦臨界公園のオブジェかと思ったけど

本物だよね?





たぶん埋立られる前まではここが岸壁で

これはその時の信号灯かな?



灯台じゃないけどツーリングで行った先っちょで灯台を

巡ってる者としては挨拶しておかないとね。




さらに海沿いを走って古い倉庫が並ぶ埠頭へ

行くと小さなクレーン船が停泊していました。





小型の起重機船だけど

その横でのんびりと釣りしてる風景はほっこりします。





近くの大きな太刀浦のコンテナ基地は

港湾のストライキのためコンテナ用のトレーラーが積み下ろしをできずに

すさまじい列になっていたけどこちらはのんびりしていました。





埠頭からそのまま関門海峡側へ行く前に

ちょっと門司港の隧道へ寄り道。





「旧桜隧道」

(正式名称は知らん)





k25の旧道にある隧道で

昭和31年(1956年)に開通した北九州では最古級の隧道です。


中は素掘りのコンクリート吹付けで

比較的綺麗なボコボコ具合。




すぐ下に綺麗なトンネルがあるので

わざわざ来ないと見ることはないトンネルですが

今年のわたしのツーリングのテーマは「隧道が好きだ」ですので

しっかり寄り道スポットに入れておきました。




って事で戻って関門橋。




季節的に海峡の流れが速いので

でっかい船は通って無い時間帯かな?




平日なので遊歩道も地元の方が

ウォーキングをしてるくらいで誰もいない。




たまにはこんな地図もナビも使わない

のんびりしたツーリングも良いもんだ。




関門橋のすぐ近くに有名な門司港レトロ地区があるのですが

さすがにそこは観光客が多いので

スルーして通りすぎようと国道を走らせてると

チラっと視界にマスト的な物が目に入ったので

埠頭に曲がってみました。



すると・・・




日本丸が寄港してたよ。


何も調べて無かったけど今日の15時には

出ていく予定だったらしい。



連休のイベントや港祭りとかじゃないので

こんなに誰もいない時に日本丸を見るのは初めてだ。




4本マストの美しい船体の船首には

手を合わせて祈る女性像の「藍青」



因みに姉妹船である海王丸の船首像は

笛を吹く像で「紺青」と言うらしい。



お祭りの時しか帆を上げてくれないけど

それでも優雅な船だな。




総トン数は2570tと国内の帆船としては

最大級で主に航海訓練に使われています。





んじゃ大海原にロマンを感じたら

そろそろランチにしましょう。




と言ってもお店で食べるのじゃなくて

コンビニで買って山の上で食べようと思って

海峡が見える風師山に上がってみました。




山道は遅咲きの山桜が散った後なのか

道がピンクになってるよ。



クネクネ道をしばらく走ると到着。




向かいは山口県の下関です。






こ~んな景色を眺めなら

食べるサンドイッチはめっちゃうま~~い。





おにぎりも食べて缶コーヒーで一息ついたら

下山して手向山公園に寄ってみました。


宮本武蔵ゆかりの公園ですが

わたしとしては手向山砲台跡がメインの場所です。



公園の一番下に廃な赤煉瓦の建物がありますが

これは発電所跡。



街中にあるので残念ながらフェンスで囲まれちゃってて

中に入れません。



その発電所跡から山へ上がる道があるので

それを登りきると灯台があります。





灯台と言うか導灯らしい。



「大瀬戸第一号導灯」


見た目よりけっこう古い物だったんだね。


特に見晴が良い場所じゃないけど

海峡のすぐ横の高台らしくこうした導灯が建ってるのですが

高台ってことで関門要塞の一つである手向山砲台跡があります。




海峡を背にした斜面沿いには

弾薬庫が並んでいます。





ここのいいところは歩かず見れるところですが

「モトクロス禁止」って看板が立ってたので

過去に不届き者が居たのかもしんない。



バイクを停めてすこし先へいくとこんな展望台があります。



前に来たときは砲台跡しか見てなかったので

初めてだ。


登ってみると見慣れた市内の風景が広がってる。




JRの貨物基地と

関門海峡。





いや~、こんなに市内だけをのんびり走るって

久し振りで面白いわぁ。




今日は新しいチェーンとガッチリくんのテストがメインの

ツーリングだったのでこれで帰還。


燃費はチェーンの抵抗が少なくなったためか

65km/Lと好成績でした。



ガッチリくんの効果は

シフトを上げてる時はあまり前と変わらないけど

下げてる時のカチカチ感が気持ちよくて

走ってて楽しかったので装着してよかったかも。




そんな響のプチツーリングにお付き合いいただき

ありがとうございました。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆