今日はいつもの平日ツーリング。



桜の開花宣言は出たものの

まだ満開じゃない日だったので特に花見スポットには行かず

久しぶりに有明海沿から大村湾の周りを

ぐる~っと走って来ようと思います。





一応平日ですが

誰か一緒に走れる人はいないかマイナリストに

号令をかけてみたものの誰も反応が・・・



いや、この方は来ないわけないか。




いつでもどこでも走りたがり屋のもちっこさん。


こうさん仕事行ってるのに・・・(笑)

(走りすぎてバイク壊れるぞ)



帰ったらちゃんとこうさん孝行しなきゃねと

言ってるわたしは誰からも孝行されませんが

今日も頑張って先導頑張ります。

(バイクで走るれことが自分孝行って事か?)




トラックだらけの九州道から長崎道に入って

小城PAのスマートETCから一般道へ




小城の市街地を抜けて牛津の街の中に入ったところで

本日最初の寄道スポットでわたくしの大好きな赤煉瓦。




「牛津赤れんが館」



長崎街道にある宿場町と港で栄えた町で

玉屋デパートがまだ商店だった時代に建てた倉庫の跡です。




明治後期に建てられた古い赤煉瓦の

風合いがたまりません。




文化財として自由に見れるようになっていますが

残念ながら全体像を撮ろうとすると住民の方の車が停まってるのよ。





でもわたしの

小細工という姑息な手にかかると簡単に消し去れるのだ。





あ~、じっくり見ちゃダメ。



しかし小細工しながら気付いたけど

この倉庫の窓ってアシンメトリーなんだね。



よ~く窓のない壁の上の部分を見ると

屋根の三角の漆喰の跡がかすかに残ってるので

駐車場側にも建物が建っていて元はL字型の倉庫だったのかも。




地方の宿場町で

こうした倉庫を持つほどの財力を持ってのちに

大きなデパートまで発展させるなんて郷土の誇りだね。




我が町小倉の玉屋デパートは無くなってしまいましたが

かつての繁栄にあやかって煉瓦にペタペタ触っておきました。




それにしても

赤煉瓦と組み合わさった銀ガメ号さんは

いつもに増して3倍かっこいいわ。

(わたしが跨ってるからか?)




もちろん青いバイクも大好きなので

黄金の組み合わせだ。





では元街道だった国道の旧道を抜けて

有明海を目指しましょう。





白石の干拓地通過中。




広大な平野部なので

空がめっちゃ広い。




鹿島市に入ったところからR207に入ると

有明海はすぐ横。






前に来たことがあるので通過しようかと思ったけど

この道ってあまり通らないので太良町の海中鳥居に寄ってみました。





たまたま行った日が漁港の工事中という

バイクで入れない日を引き当ててしまいましたが

歩いて入るのはOKだったのでバイクは無し。





日本一潮の干満の差が大きい有明海ですが

ちょうど満潮でも干潮でもない半分くらいのタイミングに

来たっぽい。





干潮だと陸の上に普通に鳥居があるような風景で

満潮だと鳥居の上の方しか見えないという極端な風景になりますが

一番バランスがいい時間帯かもしれない。



しかし久しぶりに来てみると・・・




なんだかハートグッズ増えてないか?



そういうバエスポットにしたいのかな?





鳥居以外は何もないけど

神の國に住む者としてこんな風景を見ると

パワーをもらえてる気がしてならないわけですよ。




ここで何時もの集合写真を撮ったけど

ピンボケ。


撮り直すと体力を消耗するので・・・





わたしともちっこさんの代役として

食材の抜け殻のような貝を並べて撮っておきました。



入らせてもらった漁港のおじさんにお礼を言って

ここから数キロほど走ったところに

本来寄りたかった物件があります。



佐賀県の神埼という田園風景の中に個人で作った

めっちゃクオリティの高いエッフェル塔があるのですが

この太良町にもエッフェル塔があるのを見つけてしまったのよ。




どうだ!



これが太良町のエッフェル塔だぁーーー!





どうでしょう?


たぶんみんなモヤモヤした気持ちで見てると思うけど

頑張ってると思いませんか?



まぁ、かくゆうわたしも

このシュール感に感動してどうしても来てみたかった場所なんです。




アンテナがいっぱいくっついてるので

それが目的の塔なんだろうけど間違いなくエッフェル塔に

寄せてるよね。





たまたまここを通りかかったJKになんて呼ばれてるか

聞くと時計が全部の面に付いてるので「時計塔」などと

呼んでるんだって。




いや~、マイナーと言われがちな佐賀県ですが

めっちゃ楽しいぞ。



ではツーリングの続き




と、まだ11時ですが

せっかく竹崎カニのある道を走ってるので

お昼ご飯にしま~す。




お邪魔したのは「海望」さんで

平日でほとんどが定休日でしたがここは

営業してくれていました。



平日で田舎道を走ってるとランチ難民になる危険があるので

開いてくれてるだけでありがたい。



で、店内に入るとお店の名前通りに

席から海が一望できます。




しかもめっちゃ良い景色。


ちょうど長崎本線をソニックが通過したよ。



こんな景色をみながら

竹崎カニを使ったカニ丼。



竹崎カニというワタリガニのブランドで

まるっと1匹入ってると3000円超えるけど

このカニ丼はほぐしたカニの身が入ってるものの庶民のお値段。

(見た目のインパクトも庶民的)


それと有明海と言えば牡蠣。



時期的にもう終わりですが

九州は焼き牡蠣が多い中でここは蒸し牡蠣が選べます。



焼く手間もないし巨大な身がプルップルです。


ただ焼くときのように汁が濃縮されないので

すこし醤油で味を足すといい塩梅でいただけます。




名物のカニと牡蠣でお腹を満たした後は

すぐ近くにある竹崎城址に行ってみました。




城址といっても見ての通り

なんちゃって展望台です。



でも取り囲むように咲く

菜の花が綺麗なんだよ。




平日なので駐車場はわたくしにツーリングの

名物になってる貸し切りガラガラ





356日24時間開放された

城に攻め入って有明海を望みます。





見晴らしはいいけど

絶景とまではいかないか?





それとそれほど飛び出た岬ではないのだけど

小さな灯台もあります。




「夜灯鼻灯台」


昭和29年に初点灯の小さな灯台です。




灯台のくせに景色が見えねぇ。



この灯台の一段下がったところに

かつて建っていた灯台の跡地があります。




地味な史跡・・・



まだネット情報が少ないころ

灯台の廃墟的なものがあるのか?と期待して

見に来たことがあったのを思い出しちゃった。



ではバイクまで戻って

引き続き有明海沿いのR207を南下。





走り始めてすぐに長崎県に入りますが

ここから名物のフルーツのバス停が並びます。



いつも山手側のレインボーロードを使うので

この道を通るのはめっちゃ久しぶり。



フルーツのパターンは柿やスイカもあるけど

定番のメロンといちごがならんだ場所で停まってみたよ。



メロンのバス停の窓からは海。




普通はフルーツバス停は正面から撮るのが

定番だけど横から見るとフルーツ感が半端ねぇ。



めっちゃメロン(笑)



じゃあ、いちごは?と思って

裏から見るとめっちゃメルヘン




こんなおじさんでも

いちごの妖精になれちゃいます。




いちごの寄生虫?


これ本物でまるごと食べたら何パック分あるかな?





それとこれを見るたびに

被ってみたいという願望を小細工CGでかなえて

諫早市へ入りま~す。





車もいなくて道路も広いけど

罠の香りがしてあまり快適にはしれません。


実際に白バイに遭遇して

信号待ちの時に横に並ばれて小言を言われました(笑)



市街地に入って「慶巌寺」




ここが目的地じゃないので立派な山門だけ眺めて

すぐ先の川を挟んだところにある諫早公園の眼鏡橋へ。





天保10年(1839)に作られた石橋で

今の公園内に移設され日本初の国指定重要文化財になりました。






しかし海中鳥居と同じく

滅多にない工事の日を引き当てるわたし(笑)






元は山城の跡地なので広い公園なのですが

見たかったのはこの石橋だけなので

その周りだけをウロウロ。






石橋の横に綺麗な桜。




この石橋めっちゃリアルでしょう?


実はこれミニチュアなんです。



ほらね。



でもこのミニチュアの石橋と本物の石橋が

重なると面白い。




スケール感がわかんなくなるマジック。





公園で春の陽気の中をたたずみ市民に交じって

プチ観光をしたら北上開始。





今度は有明海じゃなく大村湾側の道を走ります。





メインロードのR34は通らず山の中に

大村レインボーロードで東彼杵の手前までワープ。





すこしは海岸線も走りたいので途中から

大村湾と並走。





伊万里方面へ行くため

道は海沿いから離れるけど次に行く場所を

ナビにいれて無かったので分岐の手前にある

レストランぎゅう丸(嬉野店)の駐車場にピットイン。



バイクを停めてるとマスターさんが「お二人ですか?」と

聞いてくれたので急遽スイーツタイムにしま~す。



甘いのも食べたいし冷たいものも飲みたい気分だった

ところにちょうど良い懐かしいメニューがあったよ。


わたしはコーヒーフロートで

もちっこさんはソーダフロート



ペチャクチャおしゃべりしながら

なんとなくもちっこさんがソーダフロートを混ぜてるな~とは

思ってたんだけど特に気にせず話を続けてると・・・



噴火した(笑)



なんとか溢れ続けるスライム的な奴を

無かったことにしようとストローで吸ってみたりと

頑張るもちっこさんでしたが

通りかかった店員さんに見つかって

「それ気を付けないとやっちゃいますよね~」と言われたよ。



グリーンスライムとコーヒーフロートですっきりと

休憩も終えていく場所もナビにセット完了。




嬉野を抜けて武雄も通過。



そして伊万里市にあるもちっこさんリクエストの

実相院へやってきました。




ソメイヨシノはまだ5分咲きくらいでしたが

ここの枝垂れ桜は満開。

(すこし散り始めてる感じ)




樹齢は45年程度と言うことらしいけど

とっても立派な姿になっています。






境内の駐車スペースにあるので

平日だったこともあってバイクと一緒に撮れるけど

砂利が深くてちょっと怖い(笑)





地面に付くほど枝が伸びるさまは

長い髪の女性を感じさせて優美でございます。





わたしだけのツーリングだと

あまり桜スポットを入れないのでここに行きたいと

言ってくれたもちっこさんに感謝。

(桜パトロールで情報をくれたkamoさんにも感謝)



あ、案内したのは俺な。





参道の道は激坂だけど

見上げたところに大きな枝垂れ桜が見える

演出はなかなかだ。





綺麗な桜で華やかな気分になったところで

そろそろ帰路へ。



一度通り過ぎた武雄から高速に乗るので

戻りま~す。




あ、高速に乗る前に・・・





インターからすこし行ったところにある

こいつに会ってから帰りましょう。





河童。


これで今日もめでたく「1日1カッパ」・・・



じゃなくて!



「1日11カッパ」





潮見神社にいるカッパたちで

帰る前に御挨拶して帰ることにしたよ。




ウフっ#59116;

後ろからみるとみんな甲羅があって可愛い。





ではみんなと同じく股間を隠して

最後の集合。



一人だけ股間まるだしの方もいますが

カッパたちにお別れをしてインターを目指します。





西日が気持ちいいけど

夕方になると風も冷たくなってきました。





予定通り武雄ICから高速に入って

基山PAでインナーを着こんで一緒には帰るけど

流れ解散になると思うので解散のあいさつをします。




平日なのに車が多い中を頑張って抜けて

無事にガレージに帰還。



佐賀のマイナースポットをのんびり巡るツーリングでしたが

一緒にショボい物件を見て笑ったりスライムの噴火で笑わせてくれたりと

もちっこさんに「ありがとう」と言いたい日でもありました。



では、バイクも綺麗に拭いて

身体に付いた花粉も払いのけて今日のツーリングはおしまい。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆



ソーダフロートを混ぜると危険と学んだ人のレポはココ