わたくし例年にないほどと言うか

ほぼ週2ペースでツーリングに出かけてますが

今日もそんなこと気にせずに走ります。





はい、何時ものコンビニに集合ね。

(香春のRに集合なんてかつてあったなぁ)・・・遠い目



今日は平日だけどいつものもちっこさんと

たまたま有給が取れたこうさんと3人で遊びます。






ちびっ子バイク2台ともちっこさんのR3の3台で

星野村から黒木町方面で遊ぶため

小石原を越えて杷木方面へ抜けます。





朝倉のコンビニで休憩して

まずは吉井町に寄り道。





寄りたい所が路地の中にあるので

ナビの付いてるこうさんに先導を代わってもらって

「素盞鳴神社」





古い白壁の街の中を流れる

お堀の横にある神社です。





可愛い朱塗りの楼門があるだけですが

通り道だったし周りの雰囲気が好きなので寄って見たよ。






本殿でツーリングの安全を願って

本日最初の集合。





もう写真に矢印で名前とか入れんで良いよね?(笑)


小さいのがもちっこさんで赤パンがわたしで

背が高いのがこうさんなのでわかりやすかろ?



それとこの素盞鳴神社の横には河童もいるのですよ。





目がショボショボしためっちゃ可愛い河童でした。






早くも「1日1カッパ」を拝ませていただき

ありがとう。





やっぱり川沿いには河童が普通にいるのが

わたしの愛すべき九州らしくていいわぁ。





季節がら可愛い鯉のぼりのかかった

お堀を見ながらツーリング再開。





k52で旧星野村方面へ走ると

石楠花(シャクナゲ)の綺麗な場所がありました。






棚田の上の石楠花が満開で

なかなか良い雰囲気だよ。



でも今日はここより綺麗な場所へ行くとですよ。





耳納連山を越えて

星の花公園へやって来ました。





以前来た時は石楠花が5分咲きくらいで

ちょっとガッカリした場所ですが今日はインスタのフォロワーさんの

写真見て確認してるので100%満開で間違いないのです。





入園料600円ですが

払った人にはもれなくシェンロンが出迎えてくれるよ。





園内はほぼ99%が石楠花で

どの樹もフワフワの花を咲かせています。





回廊式になってる道を歩きますが

ずっと綺麗なのでなかなか前に進まね~よ。





キャーーー!

なんじゃこりゃ。






回廊を少し進むとまた新たに綺麗な

場所が出現するのだけどそのたびに「なんじゃこりゃ」と言う言葉が

「なんて綺麗なんだ」って意味の代わりに使われる変な

ブームがおっぱじまります。





わたしの前からも後ろから「なんじゃこりゃ」の声が

山々にこだまします(笑)






今年は桜からミツマタなどずっと花を追っかけていますが

花運のいいもちっこさんを連れてるので

石楠花も最高の日に来れたっぽいよ。





園内の端っこにある木製の動物園もちゃんとありました。

(みんな石楠花目当てなので誰もおらん)




ほぼ等身大のキリンも健在ですが

お腹部分に何かぶら下ってる・・・



スズメバチの巣?



今は空き家みたいだけど

山の中なので石楠花の無い秋とかに

巣を作っちゃったんだろうね。




このキリンさんのいる広場でまた集合・・・





マイナリストを探せ的な集合写真になったけど

だ~も居ないので遊び放題。





ほぼ他の観光客に会う事無く

園内を一周。



この石楠花の咲き誇る山には金山跡もあるのだけど

今日は石楠花が綺麗過ぎて全部スルーしちゃったぞ。



では、バイクまで戻って先へ行きましょう。





星野村から日向神ダムの上流に出て「温人」で蕎麦を食べようと

考えてたんだけどうっかり反対方向に走ってしまった。

(ま、いいけどね)





黒木町まで出て適当にお昼ご飯を食べれるところを探そうかな?と

考えながら走ってると私の大好物の地鶏屋さんを見つけてしまった。

(道を間違えると良い事もあるのだよ)





林道っぽい道を少し入ると

「地鶏の店 山の民 つづら」と言う雰囲気の良い

お店がありました。





駐車場にバイクを停めると・・・・





地鶏が出迎えてくれます。




これって?


もしかして・・・・?





みんな逃げ腰なのは

やっぱり地鶏を食べに来たと言う殺気を感じるからか?




古民家をお店にしたような

広い店内で手際よく用意してくれた炭火で

さっそく地鶏を焼くよ。





木炭の品質が良い為か

数本しか入れてないのに火力が凄い。



数種類選べる定食の中から

満腹になりそうなメニューを選んだら本当に満腹になっちゃいました。



最後は白ごはんと生卵が出て来たので

TKGで〆て御馳走様。



食べ終わって店から出ると

もう食べられる心配が無いと察したのか庭の地鶏が達は

逃げなくなっていました(笑)



次回行くともういないかもしれない地鶏達と

お店のおじさんに見送られて黒木町方面へ。



20分ほど走って長閑な場所にバイクを停めます。




まだ1週間ほど早いとは判ってたのですが

前を通ったので黒木の大藤に寄って見たよ。





やっぱり5分咲きくらいだったけど

いつも人がウジャウジャ居る時しか

見たことがないのでこんなに誰もいない黒木の大藤はちょっと感動。





藤祭りは来週からなので

今は散水器で散水中で掃除のおば様たちが

午後のティータイム中でした。



それと大藤は神社の境内にあるのだけど

その神社が偶然なのか朝に寄った神社と同じ

素盞鳴神社だったよ。

(縁を感じるよね)




とにかくここに居るのは掃除のおば様と

マイナリストとクマバチだけと言う贅沢な空間を楽しみましょう。





ただ散水器の水が想像以上に飛んで来たりするので

注意だよ。

(お尻濡れたもん)






黒木の藤は通り道だったので

寄っただけですが次は本来行く予定だった場所へ

直行いたします。





黒木の大藤の交差点からk797に入り

しばらく里山の中を走って八女茶発祥の地としても有名な

霊巌寺にやって来ました。





ここはあの形にそっくりな珍宝岩があるので

何度も来てるのですが今日は他に目的があるとですよ。



霊巌寺の駐車場のバイクを停めて準備をしてると

先客さんが今から行く場所に登っていました。



あそこに行くんだよ。



ほんとマイナリストって登るの好きだよね。


と、言うか登るの好きじゃないけど高い場所好きだよね。





もちっこさんの御朱印を貰ったら早速登山開始。



あぁ、登山と言ってもこの岩山の霊巌寺の境内なので

ちゃんと階段も整備されているので

普通の恰好でもOK。





ただ最後はちょっと険しくなるので

最低スニーカーくらいの恰好が良いかもね。



この急な石段を上がると絶景が・・・





高さが写真じゃ伝わんないけど

めっちゃお尻がムズムズするぞ。





岩山のてっぺんからは

向かいの茶畑も綺麗に見える。





それと横を見ると名物の珍宝岩がそびえております。





全部の岩に名前が付いていますが

どれが珍宝岩か説明しなくてもわかるよね?(笑)




もちっこさんも・・・





リアルだとおっしゃってます。

(決して言わせたりしていません)



この岩山にさえ上がれればいいと思ってたのですが

まだずっと回れる道があるようなのでそっちにも行って見ましょう。




下りで良かったと心から思えるような激階段を下ると

珍宝岩のすぐ横まで来れたよ。






拝みます。



男の子ですから。





いつまでも元気でいられますように。

(何が?)



このリアルすぎる珍宝岩ですが

すこし角度を変えるとまた別の形になります。




こいう感じは壱岐の猿岩と似てるな。



岩山登って喉がカラカラになったので

下山してすぐ下の道路脇にあった野カフェ(自販機)で

水分補給。






では、これから最後の最大のミッションを

遂行する場所へ向かうとしましょう。





石楠花も霊巌寺もメインスポットなのですが

今日はもう一か所どうしても行かないといけない場所があるのですよ。



数年前に探したけど見つけれなかった

「空室のカツラ」



そう、今日は最後に作戦コードネームズラミッション」

を用意していたのでございます。





日向神ダムの下にある

グリーンパル日向神峡というキャンプ場のおじさんに

聞き込み調査。



すると運が良かったのか

空室のカツラを知ってるおじさんでした。

(地元でも知ってる人少ない場所なのよ)



矢部川自然公園から山に向かう林道があるので

そこを進みます。





するとちゃんと分岐する場所で「空室のカツラ」と書かれた

看板が出るのですが分岐から1.6km間の道が荒れてるっぽい。


これはさすがにもちっこさんのR3じゃキツそうなので

「どうする?こうさんとバイクを乗り換えるか

別府の廃ロープウェイでやったタンデム作戦のどっちが良い?」と聞くと

速攻で「タンデム作戦で」と返事が。


こうさんはバイクを交換して1人1人で行きたいみたいだけど

もちっこさんはもうタンデム以外は選択はないらしい(笑)





と、言うことで分岐点にR3を捨てて

2台で荒れた林道に突入。





奥に村があるらしいので

舗装はされてるけどもうダートと変わんね~よ。





弓みたいな形の枝をフロントタイヤが踏んで

ビュンと顔の横を飛んで行ったりするのでスリリングです。



道はやがて空室の集落で行き止まりになりますが

キャンプ場のおじさんの情報通りに集落は廃村になっています。





3軒ほど家があったのでしょうが

どれも廃屋になっていました。



明るい時間じゃないと絶対無理。


明るくても一人じゃ嫌だ。




行き止まりになったと書いたけど

道が藪で隠れてるだけで歩いて先へ行って見ると

ズラの看板が道に落ちていました。




指定文化財とは思えない「廃」っぷりに

震えながら先へ・・・





するともう一つの情報通りに神社がありました。





この神社も朽ちるのは時間の問題って

感じだよ。






その神社の裏に会いたかったカツラがあるのです。



「やっと会えた~~~!」




「空室(うつろ)のカツラ」



推定樹齢600年を超えるカツラで

主幹は折れてしまっていますがヒコバエがいっぱい育ってて

りっぱな巨木でございます。





水脈のある場所を好んで育つけど

その猛烈な湿気で自ら朽ちていくと言う自暴自棄的な

性質が面白い樹です。





一番好きな樹はもう説明しなくてもアコウの樹なんだけど

2番目がカツラの樹なんだよね。





ただカツラの樹はこうしてバイクで見に行ける事のほうがレアで

そのほとんどは登山じゃないと見れないため

九州ではわたしの桂リストはこの空室のカツラがラストとなります。





九州より本州に多い樹なので

もし遠征ツーリングで見れそうな桂があればまた見て見たいな。





無事にズラアタックを成功させた3人は私たちが来るまで

朽ちずに待ってくれていた桂の樹にお礼を言って

またもちっこさんの悲鳴を聞きながら林道を戻ります。



放置していたR3のところまで戻って

上の日向神ダムへ行って見ました。




堰堤を渡ってハート岩へ。





わたしの巨大なハートを受け取ってください。






受け止めきれないほど巨大なハートの後は

ダムの上流部からk57で星野村(現在は八女市)方面へ






チビッ子バイクで走ると楽しくてたまらないクネクネ道を

お腹一杯になるほど走って小石原の道の駅まで帰ってきました。





山道をかなりがっつり走ったので

スイーツタイムもなかったためここで濃厚ソフトで休憩。





集中して走った後の甘いソフトクリームは

めっちゃ美味しい。





Blue・bee号は暗くなると前が見えないので

また家の近くまで一気にワープ。



ギリギリ明るい時間で帰って来れました。




解散する前に恒例の

MYバイクの撮影会。





ずっと快晴の日だったけど

夕方だけ雲が出て今日は夕陽は見れませんでした。




舗装されてる先がガタガタ道なので

走る車もまった来ない路上で解散。



今日は岩山登りからズラアタックまで

お付き合いいただきありがとうございます。


ソメイヨシノから石楠花まで春の花を追いかけてる

響のツーリングですが

次回も花を追いかけてわたしの女子力を磨く旅は続きます。



と、いうわけで次回はどんな綺麗な景色が

わたしを待ってくれてるのでしょう?



いまから楽しみでたまりません。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆


もちっこさんのレポ