前回のツーリングで今年のラストランかもしんないと言ったけど

もう一回走れそうな天気と休日が重なったので

走って来ました。



走れそうって言っても朝起きて外を見ると曇天だし寒いし

行くかやめようかグズグズと家でくすぶってたけど

冬眠に備えて充電の意味でも走っておきたいし

天気が悪くなればすぐに帰れば良いかなと

思い直してゆっくりとバイクをガレージから出しました。




今日の相棒は出雲ツーリングから乗って無かった

銀ガメ号だよ。



ずっとエンジンを掛けて無かったけど一発始動で

今日も良い子でございます。



行き先は春から花をテーマにツーリングをしてきた締めくくりとして

タイトル通りに柳川市にあるひまわり園なのですが

夏に咲いたり秋に咲いたりする場所で

今年は冬に満開らしいので枯れる前に行って見る事にしたよ。




九州道をみやまICで降りて有明海側へ





民家もまばらになって

干拓地の中を堤防が見えるところまで走って

ひまわり園に到着。

(夏の満開の時に来た事があるのでナビもいらず行けました)





この時期にひまわりって変な感じですが

好きな時に種を撒けばいつでも見れる花って事なのか?





見頃から1週間ほど経ってるためシオシオになりかけてる花も多いけど

なんとかまだ「綺麗」と呼べる状態で

わたしが来るのを待ってくれていました。





品種はわからないけど

花の中心部が盛り上がってくると終盤に近いらしい ↓





本来ならミツバチなど大喜びでブンブン飛び回る

シチュエーションなんだろうけど

寒いので小さなアブくらいしかいね~よ。



しかも寒さに耐えてるのかじっとして動かない(笑)






ぺったんこな干拓地に植えられているので

すこし高い場所から見るため堤防へ上がってみます。





階段がなくても普通に上がれちゃう堤防を

よじ登ると有明海が一望。





遠くに見える島は島原半島の普賢岳で

手前の桟橋は何の漁に使う奴かな?と思って調べると

有明海独特の漁法の「くもで網」の仕掛けでした。



その有明海の見える堤防からひまわり園 ↓




こうして見ると四角な区画に植えてるので「園」と言うより

出荷用に栽培してるような畑に見えるけど

広さがあるので壮観です。





とりあえず見たかった冬のひまわりを見て

花の妖精にもなれました。





誰もいない貸切状態のひまわり園からは

せっかくなのでこの干拓地をウロウロしてみま~す。





ひまわり園に着いたときは青空があったのに

どこ行った?



なのでインナージャケットも脱げないまま

こんなところに来てみました。



ボートレーサー養成所です。


早い話が競艇選手の学校ね。




一昔前は冬季は極寒の本栖湖で育成していたんだけど

2001年からここに移ったらしいよ。



結構前からあったにも関わらず

初めて来てみたしだいでございます。



走ってるかな?と期待したけど

ちょうどお昼休みなのか静かでした。




そのボート場を見下ろす堤防道路へ




まぁ!なんて開放的な道なんでしょう。



あのバンクした斜面をバイクで走って見たくなるのは

わたしだけでしょうか?(笑)




誰もいない大きな景色の中で

自分しかいないという哀愁に浸れます。






堤防からは・・・






さっきより島原半島が大きく見えました。




霞んでるけど山頂の溶岩ドームもしっかり見える距離です。

(乳首みたいな奴ね)





堤防道路を行けるところまで走って

再び干拓地の中の道





その干拓地の中の道で

「プチベタ踏み坂」





大型バイクだと本場の境港のベタ踏み坂でさえも

アクセルは平地と同じまんまで上がれちゃうけど

ここも当然ながら普通に通過。





では、ボートレース育成所もお昼休みだった事だし

わたしもランチタイムにしたいと思います。





柳川の市街地へ入る手前にある

肉匠職人さんへ。





柳川と言えば普通はうなぎなんだけど

以前からわたしの行きたいリストに入れてたお店でしたので

今日のランチはココとするっ!





主役が出る前に出てくるサラダの生ハムからもう

美味しいぞ。



そして本命の秘伝賄いカレー

「絶対王者 柳川黄金博多和牛カレー ステーキのせ」



これでなんと950円(チ~ン)



福神漬けも言わなくても別皿で出て来るし

カレーは煮込みっぱなしのカレーに肉の切り落としをこれでもかってほど入れて

ホロホロに仕込んだステーキがトッピングされたカレーでございます。

(お店のHPより一部抜粋)


最後はお皿をなめた?って思われるほど綺麗に完食。



レジ横にオリジナルのレトルトカレーを売ってるけど

一食が1000円と超高級なので横目で見るだけにして外へ。




後は帰る方向ってことで

前回のツーリングで来たばかりだけど八女へ。



まぁ、ソロなんだし

細かいことは気にしねぇ。




八女の市街地に入って八女伝統工芸館のトイレを借りようと寄ってみたら

閉まってたので敷地にあるでっかい灯篭でジドリだけしとく。



石灯籠の産地なのでこんなでっかい灯篭があるのだけど

こんなカエルの石造もあったのね。



まんま「殿様ガエル」



態度のでかい殿様以外にもいろいろと

カエルがいたよ。



ここに同じ水辺の生き物として

カッパも混ざってないか期待したけどいなかっぱ。



トイレが借りれないので近くのコンビニに行くと

前に寄ったけど休業日で入れなかった

酒蔵の前を通ったので寄ってみました。



基本ここは工場なので土日は閉まってるらしく

今日は平日なので開いてるよ。



開いてると言ってもお店じゃないので

入ると事務所があってそこで見学の許可をもらって入るスタイル。



見学者はわたししかいないけど

可愛いOLスタイルの女性が案内してくれたよ。

(事務員さんかな?)




可愛いおねーさんの話を聞きながら

工場の敷地の中へ





呼吸するだけで酔っ払いそうな香りでいっぱい。



その敷地の中に見たかった大杉玉がありました。




ドーーーン!



先月に杉の差し替えがあったばかりなので

まだ青い枝が残る大杉玉でございます。



大杉玉への入魂式は大宰府天満宮から宮司さんを

お招きして行ったらしいよ。



岩国の旭酒造さんもでっかい大杉玉があったけど

もしかして競ってる?と聞いて見ると

「めっちゃ意識してます」だって(笑)



そのうち競ってこの鉄骨の枠では

収まらない大きさになっちゃいそうだね。





大杉玉の御利益をすこし分けていただき

今度日本酒を買うときは必ず喜多屋さんのお酒を買うと

約束して酒造を後にします。




帰りはのんびり一般道で帰るつもりなので

そのまま少しR3を南下してk715へ




数キロ走ったところで「谷川寺」と言う

お寺に寄ってみました。




特に有名なお寺ではないけど

入口の山門には4頭身の仁王様がいらっしゃるとですよ。




まずは吽形の仁王様




お寺を邪気から護るお役目ですが

恐くな~い(笑)





ハイタッチポーズだからか?



お隣の阿形 ↓




腕の筋肉の造形や強そうな表情のお顔で迫力があるのですが

やっぱり4頭身のバランスがなんとも言えませんわ。




と、こんなフレンドリーな仁王像でしたが

造られたのは神亀5年(728年)となっていて町の指定文化財なんだよ。



しかしそんな古い木製の像が屋根があるものの

風雨も受ける中で形を今に残してるって凄くない?



見たかったのはこの仁王像様だけだったのですが

本堂は階段の先にあるみたい。



それほど距離がないので

お寺の飼い犬に死ぬほど吠えられながら本堂まで行ってみました。



本堂の横に住宅がくっついてるスタイルです。


死ぬほど吠えてた犬は目が合うとピタリと

吠えるのをやめました(笑)



中には薬師如来立像が秘仏として祀られているらしいけど

外からお参りだけさせてもらって戻りま~す。




ここは誰もいない事だし

正しい降り方で降りましょう。





もちろん後ろ側にこけて流血なんて事もあるので

自己責任で・・・





わたしの姿が見えなくなると再び

死ぬほど吠えはじめた犬の声を聞きながら

ゆっくりと準備をして帰路へ。



前回も抜けた細い道で久留米を抜けて

k151でうきは市方面へ。





耳納連山のこっち側は雲一つない晴天でした。





そのまま抜けて帰るつもりだったけど

天気が良くなったので見晴の良いところに寄り道。





土日になるとインスタバエでいっぱい人が来ちゃうようになってしまった

浮羽稲荷神社。





今日も平日だけど2組ほど来てる方がいたので

滞在時間5分(笑)






本当は景色を見ながらすこしゆっくりするつもりだったのだけど

見ての通り山の日陰側になってるため寒いのよ。



まだ陽の当たる中を走ってた方が楽しいので

暗くなる前に杷木から小石原を越える事にしました。




大任の道の駅で暗くなりそうだったら

イルミネーションを見て帰ろうと思ったけど良いペースで

走れたので明るいうちに通過。



バイパスで日没タイムを迎えて

家の近所でバイクで見る今年最後のマジックアワー。




寒くなる時間ですが峠を越える時に完全防備してるので

もう寒くない。



いまさらですが新しく買ったRSタイチのウインタージャケットも

良い仕事をしてくれました。




たぶん銀ガメ号は年内は出すことないと思うので

これが2018年のラストラン。





無給油で遊べる距離しか走ってないけど

充分充電出来たと思います。



それでは今年もRnineTこと銀ガメ号にご乗車いただき

ありがとうございました。



また来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆