イロハ島を望む監視哨跡 [廃墟&近代化遺産]
廃墟を紹介するのに季節感なんて
いらね~!って事で過去の廃墟コレクションの紹介です。
「波多津湾監視哨(あぐり山監視哨跡)」
伊万里からR204を北上していくと
「あぐり山公園」の看板が出るのでそこから
細い山道を登ります。
山頂付近になると木々も伐採されて
明るくなるけどかなり勾配もキツイため
車やでっかいバイクだと気を使うかもしれません。
あぐり山の山頂付近まで道があるので
山頂までは徒歩で数分。
登るとポコポコと島がいっぱいのイロハ島が一望できます。
そんな平和な風景の中に無機質な建物が残ってるのよ。
監視哨の跡です。
戦時中からの廃墟なので
屋根の上はすっかり森と化してる。
完全な迷彩となっております。
内部はガラ~ンとしててなにも無い。
構造は煉瓦の基礎にコンクリートをかぶせて
作ってるようだ。
赤煉瓦以外にも鉱滓煉瓦も使われています。↓
場所によってはどっちも使ってる。
赤煉瓦だけで作れなかったところを見ると
かなり物資が不足していた時に作られたのでしょう。
それにしてもマイナーな山の上なのに
落書きが多いな(汗)
監視哨の敷地の中にはこんな穴もあります。
これは「聴音壕」と言って
敵機の音を聴くための壕らしい。
と、残ってるのはこれだけでしたが
公園の整備とともに誰でも見れる廃墟になった
天空の廃墟の紹介でした。